【器械出し看護師の仕事②】手術中の役割がよくわかる!

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器械出し

手術中の基本的な仕事をご紹介。

看護学生や新人看護師むけに、オペ看が気を付けているポイント実習・研修で注目して欲しいポイントを解説しています。

手術器械を渡す

医療ドラマで

執刀医「メス。」
看護師「メス。(スッと渡す)」

というシーンを見たことがあると思います。

渡す器械はたくさんありますし、使う針糸を確認し準備しておく、「ちょうだい。」と言われたらすぐに渡せるようにしておく。

これが器械出し看護師のメインの仕事です。

この行為を”器械出し”と呼んでいます。

手術の流れや医師のタイミング・好みを把握し、次の使う器械を準備しておくことが大切です。

ここに注目!

  • 大量の器械を器械出しNsがどのように管理しているか
  • 器械出しNsがどこを見て、どういう動きをしているか
  • 医師や外回りNsとのコミュニケーション

上手な器械出し看護師にはポイントが大きく2つあります。

①スムーズに器械を渡せる
②メンバー
のコミュニケーションが上手

どちらも手術や器械についての知識があってこその技術です。

病変部・標本の管理

手術で切除した病変部や標本を管理するのも器械出しNsの仕事です。

リンパ節の切除などになると見た目は同じで名前の違う標本がたくさんあります。

ここに注目!

  • 器械台の上でどのように管理しているか
  • 受け取る際の医師との会話
  • 外回りNsとの会話

似たような標本を間違えないために、医師と確認しながら標本ケースに名前を書いて管理しています。

そして、その情報は外回り看護師にも共有してミスを防止していきます。

また、感染などに配慮して、病変部摘出に使った器械は他の器械と分けておくように言われることもあります。

各施設や診療科のルールがあるはずなので確認しておきましょう。

手術器械のカウント

病変部の摘出が終わった後は手術終了に向かいます。

針糸で閉じていくことを閉創(へいそう)と言います。

閉創は、筋膜・表皮など各層ごとに行います。

器械出し看護師は各層を閉じるたびに器械、ガーゼ、針糸などの数があっているかを外回り看護師と確認していきます。

体内遺残を防ぐため重要な仕事です。

ここに注目!

  • カウントのタイミング
  • 外回り看護師とのWチェックの仕方

経験がまだ浅い時や手術のスピードが速い時は、カウントが間に合わないということがあります。

そのときは、勇気を出して間に合っていないという意思表示をしましょう。

まとめ

上手な器械出しを行うためには、手術や器械に関する知識が重要です。

覚えることが膨大で頭がパンクしそうになると思いますが、先輩看護師は上手な覚え方や意味付けを知っています。

話しかけやすい先輩を見つけて質問してみてください。

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