この記事では、器械出し看護の予習方法をまとめています。
決して楽な方法でも画期的な方法でもありませんが、私が実践して効果を感じている勉強方法です。
はじめに

手術の器械出しをする上で、手術の予習を行うことは欠かせません。
ある心臓外科の先生は、「前日に必ず3回イメトレをしてから臨む」と言っていました。
看護師は直接的に切開や縫合をするわけではありませんが、手術が安全に滞りなく実施されるためにも、勉強を続けていくことが大切です。
今回は効果的な器械出しの勉強「予習ノート」を紹介します。
勉強内容
予習ノートに書くのは以下の項目です。
予習ノートに書くこと
- 手術の流れ
- その時々で使う器械・物品
- Drへの確認事項
書き方

流れを一通り確認
まずは手順書を見ながらでOKです。
最初から最後まで手術の流れを確認しつつ書き出していきます。
そして、その時々で使う器械や物品も書き出していきましょう。
器械などもできるだけ使う順番で書き出してください。
手術には「決まった流れ」というものがあります。
施設によって多少異なることもあるので、自分の施設に合わせて覚えてください。
手術中、Drが何も言わなくても必要物品を渡せるくらいに。
何も見ずに書く
一度流れを書き出すことができたら、次はできるだけ何も見ずに書き出していきます。
どう考えても分からないという時だけ、少し手順書を確認して、また何も見ずに書き進める。
これの繰り返しです。
完全に自力で書き出す
最後はいっさい何も見ずに全てを書き出せるようにしてください。
できるまで何度でも繰り返します。
実際の手術はテンポも速いです。
手術について行けるよう先回りして準備ができるようになれば、スムーズな器械出しができるようになります。
「熟考して書き出せる」ではなく「反射的に書ける」を目指してください。
まとめ
ノートに書いた予習と実際の手術は、緊張感も違えばリズムも違います。
当日器械出しをしてみると「このタイミングで、この準備し始めても間に合わないじゃん」となることも多々あります。
それは失敗ではなく、次への学びです。
より良い明日をイメージしながら、へこたれずに頑張ってください!
コメント