【おすすめ参考書】『手術室の器械・器具201(オペナーシング)』のレビュー

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勉強

「手術の器械おぼえられるかな…」

手術室に配属になった看護師が一度は不安になることですよね。

今回は、そんな看護師さん必見の器械に関する書籍を紹介します。

はじめに

手術で使う器械は似たようなものがたくさんありますが、ひとつひとつに使われる場面や用途がちゃんと決まっています。

器械によっては、渡し間違ったことで患者さんや医療職者自身が不要な怪我をしてしまうことがあります。

安全・安心な手術のためにも、器械について正しい知識をつけることは必要不可欠です。

今回は、そんなオペ看なら避けて通ることができない器械に関する書籍のおすすめポイントを紹介します。

私自身、何度この本を読み返したかわかりません。

多くのオペ看に愛用されている一冊です。

決定版! 手術室の器械・器具201: 見分け方・使い方・渡し方のチエとワザがまるわかり! (オペナーシング2017年秋季増刊)

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①写真がいっぱい

手術ではたくさんの器械・器具が使われます。

オペ看はそれらを正しく管理し、スムーズに術者へ提供していかねばなりません。

当たり前ですが、大量の器械を最初から簡単に覚えるなんて無理な話です。

何度も何度も、器械の名前と見た目をすりあわせて手術までに覚えていくのです。

その際に写真があるのはとても心強いです。

この書籍では新人看護師が担当する術式の多くが網羅されています

また診療科ごとにまとめられているため、自分の知りたい器械の名前が出てこなくても目星をつけて探しやすいです

②見分け方の解説

手術では似たような器械を使います。

たとえば…

ピンセット型の器械でも下記のように種類があります。実際はもっと細かく分類され種類も多いです。

  • 硬い組織用
  • 柔らかい組織用
  • 繊細な手技で使う用
  • 顕微鏡手術で使う用

一見すると同じ器械にしか見えないものも多いので、見分け方が解説されているのは便利です。

また、どうしてそういう形をしているのかについても解説されており根拠と合わせて知識が身につきます

そうすることで、新しい器械を今後覚えていくときに記憶の定着が良くなります。

③渡し方の解説

そして、この書籍一番のおすすめ理由は器械の渡し方について解説されていることです。

「器械はちゃんと覚えていたのに、渡し方でDrから怒られた」というのはオペ看あるあるでしょう(笑)

怒られなくて済むなら最初からそうしたいですよね。

はじめて担当する術式の時は流れや器械を覚えるのに精一杯で渡し方まで気がまわらないものです。

勉強の時点でこの書籍を読んでいれば、意図せずとも渡し方が目に入ってきます。

出来る限りの看護を提供するためにも、可能な限りの準備をして手術に臨みましょう。

④術中どう使われているか

新人の頃にありがちなのが、器械出しに夢中で術野で何が行われているかよく分かっていないという状況です。

「もっと術野みて!」と言われなかったオペ看はいないんじゃないかな(笑)

それでも、慣れるまではそんな余裕がないものです。

ならば、せめて復習の時にでも、あの場面はこんな風に手術が進んでいたんだなと学んでいきましょう。

そうすることで手術の先の流れがイメージしやすくなり、器械出しが得意になってくるはずです。

まとめ

今回は手術で使う器械に関する参考書の紹介でした。

地道な積み重ねが皆さんの力になるはずです。

最初の頃は器械の多さ・器械カウントの速さに苦戦するでしょう。

ですが、みなさんならきっと乗り越えられると、陰ながら応援しています。

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