![]() | オペナースのための“イイトコ取り”解剖図 イラスト&画像で各科の手術がバッチリ! (オペナーシング2018年秋季増刊) [ 小西 敏郎 ] 価格:4400円 |

今回紹介するのは、オペ看だけでなく新人看護師や看護学生にもおすすめの1冊。
『オペナースのためのイイトコ取り解剖図(OPE NURSING)』
解剖と聞くと看護学生の頃の分厚い教科書を思い出す人も多いでしょう。
この本では、手術と関連づけて解剖の説明がされているのでイメージが湧きやすく頭に入りやすいです。
この記事では私のおすすめポイントを記しています。
診療科ごとの解説

最初のおすすめポイントは、診療科ごとに必要な解剖知識がまとめてあること。
手術室に限らず、看護師は働きながらも勉強することが求められます。
へとへとで帰ってきていざ勉強しようと思っても、学生の頃の分厚い教科書では何が今の自分にとって重要なのか分かりにくい。
そんなときにこの1冊があれば、明日担当する診療科の基礎知識をおさらいしておこう、なんてことが簡単にできるんです。
手術との関連づけ

さらに、この書籍は手術に特化しており、各診療科の基本術式について解剖をまじえながら解説されています。
例えば、同じ膝の手術でもTKA(人口膝関節)なのか、関節鏡下の前十字靱帯再建かによって必要になってくる知識の範囲が微妙に変わってきます。
まさに「今、知りたい!」という知識がピンポイントで探し出せるのも、この書籍の強みです。
また病棟看護師でも術後の患者さんを看るために、手術の知識を身に着けたいと考える人も多いはず。
そんな方のニーズにも応えてくれる1冊になっています。
豊富な写真
手術ごとに必要な知識が書かれているだけでなく、手術の展開ごとの写真が豊富に掲載されています。
オペ看なら誰しも「手術の流れは覚えているけど、術野を見ても何をしているのか分からない」と悩んだことがあるはず。
実際の人体は教科書のイラストのように色分けされてませんし、血管や神経にも個性があります。
この書籍では、実際の手術の視野を例に挙げて解説されているので、とてもリアルな解剖を学ぶことが可能です。
オペ看の重要ポイント

そして、嬉しいことに書籍では器械出しのポイントついても解説してくれています。
医師が使う専門書は手術について詳しく書かれていますが、看護師の動きについて触れられていることがほとんどないため、オペ看にとっては実践的とは言いにくいです。
手術の流れを覚えるだけでなく、その根拠やDrの意図を知ることで更なるスキルアップが期待できます。
学校でもオペ看の知識や動きについて学ぶことは少ないので、こういった書籍は非常に貴重です。
まとめ
実際の手術を担当して術野を見たり考えたりすることは非常に重要です。
しかし、それだけではなかなか身につかない知識もあります。
少しでもステップアップしたいという看護師の皆さんを応援しています。
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