【器械出し看護師の仕事①】手術前の役割がよくわかる!

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器械出し

看護学生や新人看護師にむけての記事です。

実習などで見て欲しいポイントなどもまとめているので、最後までお楽しみください!

手術前日①:手術物品の準備

ここで言う手術物品とは、ガーゼやガウン、針糸など滅菌パックに入った小物のことです。

手術部には数多くの滅菌物があります。

手術の種類や医師の好みによって使う針糸が変わってくるので、翌日の手術内容をしっかり確認して準備することが必要です。

ここがポイント!

  • 滅菌期限は切れていないか
  • 滅菌パックの破れはないか
  • ガーゼなど余裕をもって準備しているか
  • 執刀医の指示は確認できているか

経験を重ねると、複数の診療科が合同で行う複雑な術式の器械出しをすることがあります。

”○○が起こるかもしれない”

”○○が起きたら外回り看護師に出してもらおう”

と、準備しながらシュミレーションし、緊急時にすぐ出して欲しいものは分けておくなどしています。

手術前日②:手術器械の確認

手術器械とは、”ペアン”や”コッヘル”といった手術で使う道具のことです。

器械は、コンテナなどと呼ばれる中身の滅菌された箱の中に保管されています。

特定の手術でよく使う器械は同じコンテナにまとめられており、お決まりの道具はすぐに出せるようになっています。

ここがポイント!

  • 翌日使う器械はそろっているか
  • 医師の指示にある器械はあるか

器械の滅菌はすぐにできるものではなく、ある程度の時間が必要です。

”いつも使うわけではないが使う可能性もある”といった器械は、必要時すぐに出せるように手術部屋にスタンバイさせておくと良いです。

複雑な術式の場合は、医師と連絡を取り必要な物や手術の流れを確認しましょう。

大切なのは、医師任せにせず自分でまずは考え「○○に備えて□□も準備しておきますか?」と主体的にコミュニケーションをとることです。

そうすることで患者さんのためになりますし、自分自身の成長に繋がります。

手術当日①:部屋の空調を確認

手術室は、通常の空間に比べて空気も綺麗な環境に整えられています。

それくらい清潔や感染に厳しい部署です。

朝一は、空調が切られていることもあるので最初に確認してから滅菌物を滅菌パックやコンテナから出していきます。

手術当日②:滅菌パックの展開

手術台を拭き清掃したら、いよいよ滅菌パックを手術台に準備していきます。

ここがポイント!

  • 滅菌物の出し方
  • 滅菌物の並べ方

ガーゼなどを単品で出したいときは、滅菌された鉗子を使い清潔に気を付けて手術台に出していきます。

ガウンや手袋が山盛りの道具の下に埋もれてしまうと取れなくなってしまうので、先のことを考えながら並べましょう。

手術当日③:器械のカウント

手術が始まる前には、器械やガーゼの数をカウントし破損がないかなども確認します。

施設によってカウントの決まりがあるはずなので、実習に行った時などに質問してみましょう。

ここがポイント!

  • カウントのやり方
  • 器械の並べ方

新人とベテランの器械カウントの速さはレベルが違います。

ですが、スピードは慣れれば速くなるもの。

まずは丁寧さを一番に心掛けましょう

なぜガーゼや器械のカウント行っているのか考えてください。

体内遺残などの医療事故を防ぐためですよね。ここをおろそかにしては意味がありません。

まとめ

この記事では、手術前の器械出し看護師の仕事をご紹介しました。

いきなり全てを完璧にすることは難しいです。

経験のある先輩看護師にも相談しながら、丁寧に取り組むことが上達への近道です。

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